豪華客船で働く! ep. 4 新鮮な肉
こんにちは、ぽこです🦤🦤🦤 乗船したその日の夜. . .それは一本の電話から始まりました。 キャビンで荷解きをしていると、固定電話が鳴り、ルームメイトが受話器をとります。一言二言イタリア語で交わすと、こちらに受話器を差し出し、 👩🏼🦱{ぽこ、これあなたに。) 👩🏻(. . .?) 受話器をとると、それは先程社員証を作ってくれたアントニオからでした。 👱🏼♂️{チャオ〜⭐︎@&¥^*+船尾のキャビン見る?) アントニオはイタリア訛りが酷いので言っていることの半分くらいしかわかりません。ニュアンスで乗りきります。 👩🏻{船尾のキャビン見たいです) 👱🏼♂️{#%^*+$€ベーネ!じゃあ廊下で待ってて〜) 👩🏻{えっ制服で行ったほうが良いですか?) 👱🏼♂️{私服でいいよ〜) ガチャッ 👩🏻.。oO(何時に廊下のどこだよ...) Tシャツと黒スキニーというラフな格好でとりあえず廊下に出て待っていると、アントニオが現れました。 👱🏼♂️{チャオぽこ。行こうか) ついていくと、クルー用の廊下から、お客様用の廊下に出ました。 👩🏻.。oO(クルーは私服でお客様エリアにいちゃいけないんじゃないのか) ぽこは真面目なので規則違反してることにテンパりました。 👱🏼♂️{どうぞ(ニッコリ)) アントニオはそんな事露知らず、お客様用のキャビンのドアを開けて私を招きいれました。 早いとこ人目のある廊下から隠れたかった私はそのキャビンに飛び込みました。 初めて見る、バルコニー付きのキャビンです。 バルコニーの向こうには、真っ暗な空と海。白い波が延々と生み出される船尾に立って初めて、自分が巨大な船に乗っていることを実感しました。 👩🏻.。oO(すごいな. . .本当に船で働けるようになったんだ) ムチュ💋 くぁwせdrftgyふじこ 振り返るとアントニオが笑顔で立っています。 こいつ首筋にキスをしてきました。 そして引き続きキスの雨を降らせ続けます。正気か。 そこで初めて、このキャビンへのお誘いはアンオフィシャルなものであり、 つまり自分の部屋に女の子を招いたという意味だったと気付きました。 いや、分かるかい!!! 乗船初日に船のあれこれを親切に教えてくれるんだと思っちゃったでしょうが! とにかくアントニオ...