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3月, 2021の投稿を表示しています

夫と出会ってから結婚まで ep.4 let’s go to a nightclub

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 こんにちは、ぽこです🦤 さて前回のノータッチ映写会(!)から数日たったある日のことです。 パーリーピーポーであり陽キャのモーリスは、 👨🏾‍🦲{一緒にナイトクラブに行こ!) と根暗サイコな私を誘いました。 誰が行くかよそんな亜空間な場所. . . と思いつつも、ことあるごとに誘ってくるので、 👩🏻.。oO(まぁ亜空間を経験してみるのも良いかな?) と思い立ち、真夜中のスペインに二人で繰り出したのでした。 亜空間、もといナイトクラブはそりゃあもう見たことないようなデカさの建物で、 レーザービームが飛び交ってたり、天井から踊り子がぶら下がってたりで相当に刺激的でした。 クラブはどうでも良いんですよ。 問題は帰り道です。 私は下戸で、たった一杯のカクテルで見事なまでに酔っ払ってしまうんですね。 ほろ酔いの良い気分で、船まで帰ってきたら、 👨🏾‍🦲{キャビンまで送ってあげるよ) とモーリス。このジェントルマンシップにすっかり良い気分になってしまいました。 浮かれていたんですね。 キャビンのドアの前、じゃあおやすみ、って言った瞬間の出来事でした。 一瞬で酔いが醒めたよッ!! 👉🏻👉🏻👉🏻次回予告👉🏻👉🏻👉🏻 そろそろ「結局お前らいつ付き合うんだよ💢」と思っている読者のみんなァ!待たせたな! これまでずっっと失礼なまでに煮え切らない態度のぽこ(自分で書いていて結構嫌な奴だと反省しています)。 そんなぽこの矮小な背中を蹴る、謎の大きな怪物. . .! 次回、緑色の目をした怪物。お楽しみに🤗

夫と出会ってから結婚まで ep.3 Do you wanna watch a film with me?

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 こんにちは、ぽこです🦤 船尾でロマンチックな告白をうけたぽこ。 あんなに失礼(?)な返事だったにも関わらず、モーリスはめげませんでした。鉄のメンタル. . .! それからというもの、クルーバーに行くと、ほぼ必ずと言っていいほどモーリスが来る。センサーでもついてるのか?って思うぐらいタイミングが合う。 ※後で聞いた話だけど、モーリスはクルーバーに何人かスパイ🕵️‍♂️がいて、私が入ってくるとモーリスに連絡が行くようになってたらしい。偶然クルーバーにいたのではなかったんだって。やるなモーリス. . .※ そして他愛のない会話をかわします。 それは毎日続きました。 クルーとして船に乗ると、日本人は私だけなので、とても目立ちます。 私が『日本人』であるからという理由だけで寄ってくる人もしばしばいました。 「日本語を教えて」「日本のカルチャーってクールだよね」「日本は素晴らしい国だよね」 私の母国に興味を持ってもらえるのは素晴らしいことだけど. . . でも私は日本ではありません。私は人間です。 なので日本の話をふられるのが苦手でした。 そもそもよく知らないし。日本のこと。(それに他人に日本語という難しい言語を教えるほどお人好しでもない) モーリスは、ただひとり、違いました。 私に話しかけてくる人間の中でただ一人、日本という国がまず何処にあるのかさえ知りませんでした。 やっと誰かとちゃんと会話した気になったのを覚えています。 紳士で人間的な会話ができるモーリス。 ある日のことです。 🧑🏾‍🦲{ぽこ、一緒に映画見ようよ) とモーリスに誘われました。 これ、クルーの間ではよくある口説きフレーズなんです。 「はぁ、普通にデートのお誘いじゃん?」と思うかもしれません。 しかし、陸とは違い、船の中には映画館はありません。 どこで見るかというと、キャビンの中でパソコンの画面で見ます。 つまり、 一緒に映画を見るということは、必然的に俺の/私のキャビンにおいで 、と言い換えることができます。 さらに、キャビンの中には椅子が一脚しかありません。二人並んで映画を見られる場所はベッドしかありません。 『一緒に映画を見ようよ』= 俺/私のキャビンのベッドで映画を見ようよ になります。恐ろしい距離感です。 映画に誘われた私は、 👩🏻.。oO(はっはーん。紳士なふりして、結局はそういう

夫と出会ってから結婚まで ep.2 at the lounge part 2

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 こんにちは、ぽこです🦤 前回、モーリスと過ごす時間が徐々に増えていったところまでお話ししました。 (前回の記事→ https://cruiseromance.blogspot.com/2021/03/ep2-at-lounge-part-1.html?m=1 ) 豪華客船で働く!ep. 4でも少し触れましたが、(  https://cruiseromance.blogspot.com/2021/02/ep-4.html?m=1  ) “船の恋愛模様は発展が早いし ドロッッドロ” この、発展が早いというのは、職場環境の特殊さが原因です。 客船はだいたい1週間のスケジュールで航行します。 ナポリ→メッシーナ→マルタ島→パルマデマヨルカ→バルセロナ→マルセイユ→ジェノバ→ナポリ といった感じ。1週間でナポリに戻って、お客様をおろし、新しいお客様を乗せて、また同じ航路を走ります。 皆さん、お気づきですか? 船はずっっっとお客様を乗せてるんです。 つまり、我々クルーに休みがないッ!! 春から秋までの7ヶ月間、働きっぱなしです。 これがどう恋愛の発展の早さに繋がるかというと. . . 想像してください。 イケメン(or美女)が新しくあなたの部署に配属になりました。顔だけでなく、気遣いもできて、なんか良い匂いがして、エエ声です。 土日関係なく、毎日その人と会います。 慣れない仕事を一緒にこなして、良いチームメイトとなっていくイケメン(美女)。 それどころか、朝昼晩、食事もその人と共にします。 さらに、同じマンションに住んでいるとしたら?? おはようからおやすみまで一緒にいるわけです。驚異のエンカウント率。 光の速さで発展するでしょ!!こんなの!! そして運命の夜。 その日はクルーパーティーでした。 クルーパーティーとは、クルーの息抜きのために、不定期で開催されるクルーだけが参加できるパーティー。 みんな思い思いに着飾って、DJブースを設置して、お酒を飲んだり踊ったり。通常はクルーバーで、若しくは船のラウンジをひとつ貸し切って行われます。 私はパーリーピーポーとはかけ離れた人種なので、普段こう言ったことには参加しないのですが、 👨🏾‍🦲{今回のクルーパーティー、絶対きてね!!船尾のラウンジ貸切だよ!ぜっっったい来てね!!) とモーリスにゴリ押し されて参加することに。 ラ

夫と出会ってから結婚まで ep.2 at the lounge part 1

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 こんにちは、ぽこです🦤 モーリスにディナー奢ってあげると言われてから数日。 私はふと気づいた。 👩🏻.。oO(これ二人きりのディナーだったら思わせぶりになっちゃうよな) 私は当時、まっっっっったく恋愛関係を欲していませんでした。 仕事して、空き時間には趣味の漫画を描いて. . .ってしてたら、24時間の円グラフのなかに【恋愛】に割く時間がこれっぽっちもない。その上、結婚する気もない。 (当時の結婚観についてはいずれep.0として書きます) そして乗船してから3週間の間に、『男性と2人で食事(ランチ/ディナー)に行くのは恋愛の始まりと認識される』ことをぽこはすでに学んでいました。 なんでかって? 2回くらいホラーな目にあったからですよ。 ホラーその1~サルヴァトーレの手紙~ ナポリ出身のサルヴァトーレ。地元にうまい寿司屋があるからおしえてあげる、と言われてついて行きました。 この時点ではさ、普通に日本人のクルーに寿司が恋しかろうと思ってお店紹介してくれるのね!と思うじゃん。 帰り際、「奢ってあげるね😘」と言われて初めてちょっとまずいかな?と思ったんですが。 次の日こんなメモを渡されました。 訳: ところで. . .僕のこと、君の“ボーイ”として考えてもいいんだよね. . .?話したいな。チャオ、サルヴァトーレ🙂 ん??? ボーイてボーイフレンド(彼氏)のことか!!! 一回寿司食いに行っただけで?!早くない?!飛躍しすぎじゃない!? もっとなんかこう、お互いのこと知っていって、告白というプロセスがあって、こういう打診ができるってもんじゃないの???距離感バグってんの??? とにかく丁重にお断りしました。 ※そしてこのサルヴァトーレ、後にとんでもない発言をする※ ホラーその2~海の上のピアニスト~ さぁ、前回のホラー体験では寿司に釣られたぽこでした。 今回はですね、ピザに釣られました(学ばないな) 食堂でお昼ご飯を食べようかな~としていたら、船のミュージシャンの中でも花形のピアニストが、「こんな船の不味い飯より、美味しいピザ屋さん知ってるから行こう」と誘ってくれました。 行くでしょ。ナポリといえばピザ🍕でしょ。 そしてやっぱり帰り際、奢ってくれました。嫌な予感がしました。 👩🏻.。oO(まぁでも気のせいだよな。そんな乗船して2週間かそこらで、恋愛フラグが

夫と出会ってから結婚まで ep. 1 can I borrow your lighter?

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 こんにちは、ぽこです🦤🦤🦤 夫モーリスとの出会いは、乗船しておよそ3週間くらいたった時のこと。 船にはクルーバーという施設があります。平たく言えば、クルーのためのカフェ&バーです☕️🍺 普段はコーヒーやジュースなどのソフトドリンク、夕方からアルコール類の提供もしています。 (んでエスプレッソ1杯50セント、ハイネケン1ユーロで飲めるもんだからいつも人がいっぱい...) ソファーがあったり、テレビがあったり、テーブルサッカーがあったり。 また、ここはクルーの唯一の喫煙所になっています。 毎食後、クルーバーでエスプレッソ☕️を頼み、一服🚬するのが日課になっていました。 そんでその日もランチ後に行ったんですよ。 壁際に丸テーブルが並んでいて、それぞれ4脚ずつ椅子が置いてある。 空いている席に座ってタバコに火をつけると、 🧑🏽‍🦲{ごめん、ライター貸してくれない?) とガタイの良い(のくせに童顔)男の人が話しかけてきました。制服を見るとベルボーイの赤い制服を着ています。 👩🏻{どうぞ〜) これ、喫煙者だったらよくある事なんですが、 ライター貸したまんま、忘れちゃうんですよ。 ライター貸したの忘れて私は仕事に戻っちゃいました。でもそのライター、マルタ島で買ったお気に入りのクリッパーだったんです。 数日たって、またそのベルボーイとクルーバーで会いました。 👩🏻{あっライター返してよ!) 🧑🏽‍🦲{あぁあの黄色いライターね。あれ今部屋に飾ってるんだ☺️) ん???飾ってる?????どゆこと?? 🧑🏽‍🦲{これあの子から貰ったんだ〜って、見るたび嬉しくなるんだ〜🥰) 👩🏻.。oO(??????) 私から何か貰って嬉しい、という感情が理解できず、大方無くしでもしたんだろうな、だからこんな素っ頓狂な事言ってんだな。と思っていました。 👩🏻{いやあげてないから。貸しただけだから普通に返してよ) 🧑🏾‍🦲{じゃあさ、お礼にご飯食べに行こうよ、奢ってあげるよ) 私は恋愛に相当疎く、こういうフラグがばんばん立ってるシチュエーションでも 👩🏻.。oO(ん〜ライター一個で一食分のディナーなら儲け. . .) と考えていました。 (書いているといよいよアホだな. . .) 👉🏻👉🏻👉🏻次回予告👉🏻👉🏻👉🏻 それ
    
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豪華客船で働いていたら、モーリシャスから来た夫と6ヶ月でスピード結婚!結婚5年目、今までとこれから。