豪華客船で働いたら6ヶ月で国際結婚しちゃった

こんにちは、ぽこです🦤 さて、前回に引き続き、モテモテ大魔神🧞‍♂️の余波をご紹介します。  Case 2. イノセントルックな策士デリーシャちゃん 豪華客船は、ひっきりなしにクルーが入れ替わります。 シーズンの始まりと終わりが最もクルーの入れ替えが激しいのですが、そうでなくても割と頻繁に新しいクルーが乗ってきたり、降りたりします。 その日も、キョロキョロと周りを見回している女の子がいました。 👩🏻{どうしたの？) 👩🏽{あの、あたし、乗船したばっかりで. . .デッキ2の教室に行かなきゃいけないんだけど. . .) 👩🏻{そっかそっか、連れてってあげるよ) こうして100%親切心でこの女の子を助けてあげました。 そしてこのことを100％後悔します。 翌日. . . 食堂でモーリスと一緒にご飯を食べていると、必ずいろんな人が「一緒に食べていい？」と寄ってきます。船中に知り合いのいるモーリスの周りはいつも賑やかです。 特に同じモーリシャス島出身のクルーには大人気。その日もモーリシャス島出身のクルーに囲まれて食事をしていました。 その中に見たことある顔が！ 👩🏽{あたし、デリーシャ。昨日は助けてくれてありがとう！) なんと昨日お節介した女の子はモーリシャス出身だったのです！ 細身の若い女の子で、ハウスキーピング部。たどたどしい英語で彼女はこう続けます。 👩🏽{あなたを一眼見た時から仲良くなりたいと思ってたの) といって抱きついてきました。 その日から度々、食堂で顔を合わせるようになったデリーシャちゃん。 マルタ島に停泊中の時のことです。 いつもマルタ島では、モーリスは午後から仕事、私は午前中で仕事が終わるので、一緒にランチをした後、私は一人で寄港地に出かけていました。 私とモーリスが食堂にいると、デリーシャちゃんが私服で現れました。 モーリスに何事か、モーリシャス語で言っています。 👨🏾‍🦲{これから船をおりて観光に行きたいんだけど、初めてだからついてきてって言ってる) あまり人と行動するのが好きじゃないので、私はいつも一人で寄港地に行っていました。 でも、まぁ来たばっかの子のお願いを無下にもできず、一回だけならいいか、と思い 👩🏻{じゃあ一緒に行こうか) とつい言ってしまいました。 彼女は大喜び。 私だけ彼女と下船してマルタ島...

 こんにちは、ぽこです。 さて、めでたくお付き合いをスタートさせたモーリスとぽこ。 しかし、 モテモテ大魔神🧞‍♂️モーリスを好いていた女の子たちには青天の霹靂だった. . .！ そして始まる、復讐. . .！！(いやそこまで仰々しくはないのだけども) Case 1. 魔性のボディタッチ使いのバジーラちゃん 皆さんは覚えているだろうか？ ep. 5で登場した褐色の才女、バジーラちゃん👩🏽を。(その時の記事はこちら👉🏻　 https://cruiseromance.blogspot.com/2021/04/ep5-green-eyed-monster.html  ) 実はバジーラちゃん👩🏽、モーリスと同じ部署(リセプションの顧客部。私はエンタメ部)　でほぼ毎日一緒に働いている。 前回の乗船も同じ船で、その時からずっとモーリスが好き。 付き合い始めた当初、 何日間か無視されました🥺 オーケーオーケー。まぁそうなるよな🤷🏻‍♀️ ずっと好きだった人をぽっと出のアジア人👩🏻に盗られたみたいな感じになっちゃったよね。 ある日のこと。その日はクルーパーティーだった。 バジーラちゃん👩🏽と廊下ですれ違った。 👩🏽{ねぇ、今日これから何か聞いてる？) と藪から棒に聞かれた。なんのこっちゃ？ 👩🏽{モーリスに話したいことがあるって言われてて。二人でミーティングする予定なの。 ふたりで 。何なのかな。) と言って去っていった。 その日のクルーパーティーにモーリスと行く予定だったので、予定が変わっちゃったかな？と思いモーリスに聞いてみた。 👩🏻{モーリス、バジーラちゃんがなんか二人っきりでミーティングあるって言うてましたけども) 👨🏾‍🦲{？？？？ミーティング？こんな時間に？例え上司に呼ばれたって俺は行かないね。ましてやバジーラちゃんと話すこと何にもないし) とばっさり。 それもそのはず、もう夜の23時を回ろうとしていた。 これ、その時はなんでこんな訳わかんない嘘をついたのか理解できなかったんだけど. . . 後にあれは 「二人きりでミーティング」と言えば私がオロオロするんじゃないかと思って言ったのでは？ と思いました(憶測ですがね) その後も私の目の前で モーリスの膝の上に座ってきたり. . . モーリスにだけこそこそ話を...

こんにちは、ぽこです🦤 皆さんは覚えているでしょうか？ 夫と出会ってから結婚まで　ep.2 に出てきた 距離感迷子代表、サルヴァトーレ 。 (その時の記事はこちら→　 https://cruiseromance.blogspot.com/2021/03/ep2-at-lounge-part-1.html  ) 一度ご飯に行ったイコールお付き合い認定のヤバすぎる思考回路の持ち主、サルヴァトーレ。 この男、前回のヤバさを 遥かに凌駕する発言をします。 🍋🍋🍋 モーリスとお付き合いを始めてから数日。 その日、私はレセプション(ホテルでいうフロント)前で仕事をしていました。 例のサルヴァトーレはレセプションで働いていたので、 お客様の波が途絶えた頃合いを見計らって、私に話しかけてきました。 サルヴァトーレは表情ひとつ変えず言ったんですよ。 「ダークスキンと白人だったら、普通白人を選ぶでしょ？」と。 🌊🌊🌊 大海原で、何十カ国の人々と触れ合い、4ヶ国語を話せたとしても、視野が狭いままなこともある。 教養がたりないのか。環境がそれを許してくれなかっただけなのか。 それとも、その思想が精神の養分となっているのか。 私は考えるのが恐ろしくなって、何も言いかえせませんでした。 👉🏻👉🏻👉🏻次回予告👉🏻👉🏻👉🏻 猛烈アピールによってぽこを射止めたモーリス。 このまま平穏なお付き合いが続くと思っていた矢先、 忍び寄る気配！女の子たちから向けられる敵意！！ それもそのはず、モーリスはモテモテ大魔神🧞‍♂️だったのである. . .！ 次回、『 勃発！血で血を洗う争奪戦！生き残るのは誰だ！！』 お楽しみに🤗

  こんにちは、ぽこです🦤 モーリスに毎日プロポーズされるぽこ。 しかし、私は結婚に全く興味がないどころか、 絶対結婚したくない と考えていました。 他の記事にもちらっと書きましたが、（記事はこちら👀→→  https://cruiseromance.blogspot.com/2021/02/ep1.html?m=1 ) セクハラ&パワハラの嵐🌪🌪🌪で辞めたこの前職の経験が私の結婚観に大きな影響を及ぼしていました。 前職では. . . 社内の誰もが知っている不倫カップル👩‍❤️‍👨 がいたり 新入社員に手を出している事を自慢する既婚者 がいたり。 また、とある既婚男性から 「今週末、嫁がいないので私は自由の身です。うちに夕食を食べに来ませんか」 という内容のメールが 社内メールで 私の元に届いたこともありました。その既婚男性は別部署の係長。仕事上もほとんど関係がないので、数回喋ったことがある程度です。もうどこからつっこんだらいいのかわかりません。 いやまずお前の家に行かないし、自由の身という概念がおかしいし、お前と夕食は食べたくない👹👹👹 👩🏻 .｡oO( そもそも社内メールで送ってきて、これを人事部にそのまま転送されないとでも思ったの？？どこに勝算があると思ったの？？？) ただただ気持ち悪いばかりでした。未だかつてこれを超える気持ち悪さを私は知りません😑 🍋🍋🍋 そんなことが度々起きて、結婚💍への希望や幸せなイメージが潰えてしまったのでした。 👩🏻.｡oO （一人で生きていけるほど稼げるのであれば、配偶者の収入に頼る必要もない。幸いなことに私には仲の良い姉もいるし、友人だっている。年老いて寂しくなることはないだろう） 「結婚なんてしない😤」という私の結論は自然に形成されていきました。 (その2年後、まさか遠い南半球の島国🇲🇺で、婚姻届にサイン✍🏼をするなんて夢にも思ってなかったんですが😳) 🍋🍋🍋 そんな思いとは裏腹に、毎日プロポーズをするモーリス。その目は何故か、必ずぽこと結婚するという自信に溢れていました。 私は相変わらず塩対応だったのにも関わらず。 👩🏻{なんでそんなに結婚したいの？) と聞くと、 👨🏾‍🦲{グールーに言われたんだ〜！) ん？！グールー？？？？ ＿人人人...