夫と出会ってから結婚まで ep.16 Do not pull a painful face
こんにちは、ぽこです🦤
※怪談ではないですが、一部かなり痛々しい表現があります!お気をつけください※
到着後即帰国を無事回避し、寝床についたぽこ。
フライトの疲れも癒えぬまま、起きた早朝6時. . .
モーリスが私にこう言いました。
👨🏾🦲{君のサリー🥻、ママが今から着付けてあげるって)
👩🏻{お、おう(着なきゃいけないのか))
初サリーに心躍る反面、服を指定されるなんてちょっと自分が自分じゃないような。
まぁでもお祭りという特殊な日だしな。晴れ着的な感じでね。
サリーを着て外に出ると、モーリスの親戚が手伝いに来てくれています。
トラックの荷台にプチお神輿を乗せて、いざ出発です。
目的地は、町はずれの神聖な川。
川の周辺では、すでにたくさんのヒンドゥー教徒たちが、カヴァディーに向けて準備をしています。
🧔🏽{そうだ、ぽこ。靴は車の中に置いていくんだよ。寺院までは裸足で歩くんだ)
とモーリスのお兄ちゃん。
アスファルトには南半球の日差しがてりてり。汗びっしょりの真夏日。
👩🏻.。oO(えっこ、これ. . .火傷回避不可じゃん?)
でもこれは神聖なお祭り。モーリスもほっぺにに針ぶっ刺してやる気十分。
👩🏻.。oO(これは. . .これは試練なんだ. . .!)
ぽこは意を決してサンダルを脱いだ。
(結局色んなところに打ち水がしてあって、足の裏は無事でした)
大勢の人と交通規制に阻まれ、灼熱の太陽の下を歩くこと約3時間. . .
やっと、山の上の寺院に到着しました。
(神聖な場所だったので写真取れなかった)
寺院では、司祭がカヴァディーを終えた人々に祝福のマントラを歌います。
歌いながら、モーリスのほっぺたを貫通していた槍を引き抜きます。
やっとモーリスと喋れる. . .と思いきや、
ほっぺが腫れて痛くて喋れない、とジェスチャー(頼むからこの苦行がペイしますように. . .)
モーリスのお母さんが、御神輿につけていたミルクポットを開け、中身を私の手に注ぎ、飲めと言いました。
手の指の間に溜まったミルクを啜ると、
👩🏻.。oO(なんだこれ!めちゃくちゃ甘い!)
どんだけ砂糖入れたんだ!と思うくらい甘い。
その時は疲労回復のために砂糖を入れてるんだろうな、と考えていました。
司祭の祝福を受けた後は、モーリスの家に戻り、親戚中集まってベジタリアンカレーを食べます。
モーリスの頬の腫れも引いたようで、一緒に座って今日を振り返ります。
👩🏻{あの最後のミルクさ、死ぬほど甘かったけど、疲労回復のためにみんなで飲むの?)
何気なく聞いた質問でしたが、モーリスは嬉しそうに笑って、
👨🏾🦲{ミルク甘かった??それはね、カヴァディーが成功したってことなんだよ!逆に、邪な気持ちでカヴァディーに参加したり、『無言の誓い』を破ったりすると、ミルクは酸っぱくなっちゃうんだよ)
. . .とは言っても、あのミルクは確かに、誰かが砂糖をどかどか入れたような味だった。
(そもそも異教徒の私がお祭りに参加すること自体、結構邪なんじゃない?)
まぁでも、
モーリスの献身と苦行が、ヒンドゥー教の神様に届いていればいいな。
*おまけ*
あろうことか、日焼け止めを塗らずに太陽の下3時間歩き、見事にサリー焼けした私の右腕です。南半球へお出かけの際は、必ず日焼け止めを塗りましょう. . .
👉🏻👉🏻👉🏻次回予告👉🏻👉🏻👉🏻
さぁ!無事にお祭りを生き延びたぞ(肉ゥ!肉ゥ!)
いよいよ本題、結婚だァ〜!
「で、俺何すればいい?」
. . .ここモーリスの国でしょうが💢知らんがな💢
次回!市役所?裁判所?警察署?病院?『国際結婚最初の壁!地獄の書類収集!』お楽しみに🤗
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