外国人と働く上で気をつけたいこと5選

こんにちは、ぽこです🦤


さて、前回は豪華客船で起きたホラーな記事を書きましたが. . .🧟‍♀️

(前回の記事はこちら

今回のテーマは、『外国人と働く上で気をつけたいこと』🤔


その中でも、特に重要だと思った事を5つ紹介します。







①宗教の話はするな!

 これは働く環境や、海外に限らず言える事ですが. . .もうとにかく宗教の話はNGです。宗教の話は地雷原です。踏み入れば吹っ飛ばされます。なぜかというと. . .


1. 知らない間に誰かを嫌な気持ちにさせている可能性がある

 まず第一に、その人の宗教は見た目では分かりません。ユダヤ教の人はいつもキッパーをかぶっているわけでもないし、イスラム教徒だからと言って必ずヒジャブをかぶっているわけでもない。

 宗教には必ず歴史があります。宗教自体は、人々を良い暮らしへと導くためのものだと私は思っていますが、政治と絡んで異教徒を根絶しようとしたり、何かと血生臭い歴史がつきものです。

 しかし、史実は真実ではありません。

 色々な場所で、色々な歴史の見方が生まれています。齟齬があるのは当たり前です。

 そういった歴史を照らし合わせたり、真実を主張したりすると、そうでない歴史を学んだ誰かが傷つきます。

 その『誰か』は、見た目じゃわかりません。

 迂闊に宗教トークに花を咲かせた翌日、ふと同僚のあの子に無視されるようになった. . .なんてことになりかねません。


2. 宗教が違うと対立しやすい

 イギリスで寮生活をしていた時の話ですが、

 ある女の子が、自分の宗教の風習を笑われたことで、その宗教の生徒が一致団結して異教徒と対立し、殴り合いの喧嘩が起きたり、あわやナイフ沙汰にまで発展したケースがありました。 

 これはレアなケースですが、こういったインシデントが起きる可能性はどこにでも転がっています。

 圧倒的マジョリティーとは喧嘩にはなりませんが、数が五分五分だった場合に両者とも「いける!」となってしまいがちです。宗教に則った風習、つまり自分の生活を馬鹿にされては、誰も面白くありません。それを共有している人々と誇りを取り戻すために立ち向かおうとするのは、ごく自然な成り行きかもしれません。

 

3. カルト系なら勧誘される

 「君はどんな神様を信じているの?」と不意に話しかけられたりするかもしれません。

 「私は仏教徒だけど、信じるというより、冠婚葬祭の時にルールに則る感じかなぁ」と返したとしましょう。

 この回答は隙だらけです. . .!

 つまり、何も信じていない、と回答しているのと同義です。何も信じていないということは、そこに『他の宗教』が入る余地があるということです。

 勧誘が始まると、妙に優しくされたり。思わず、「そんなの全然信じる気にならないね!だって矛盾があるよ」なんて指摘した日には、ギクシャクした関係になってしまいます。

 ふと宗教の話が持ち上がったときに、ベストな回答はなんでしょうか?

 その時、取るべき行動は、やんわりと会話から逃げ出す事です。

 「中立です」「無宗教です」「興味ないです」

 なんて意見を出すと、発言者に問い詰められたりするからです。「興味がない!?これだけの犠牲者を出した、歴史的にももっとも罪深いこの事実から目を背けるのか!?」. . .とか。

 とにかく会話から逃げましょう!

 露骨に席を立つのも手です。誰も追いかけてきたりしません。お腹すいたな〜とか言いながら回避しましょう。

 席を立てない状況なら、会話を変えてしまいましょう。今日の晩御飯何かな〜とか言いながら。

 それでもなんか無理っぽいなら、もう黙るしかありません。



②金の貸し借りは厳禁

1. 貸すならあげるつもりで

 日本に勤めていた時は一度も言われたことのない「お金貸してくれない?」。

 常識的に考えて、よほどの事情がない限り同僚や後輩など、同じ職場で働いている人にお金を借りることはありません。

 しかし、外国(あくまで私の所感ですが)では結構気軽にお金貸して、と言われます。自販機の前で、「あっちゃ〜☆コイン持ってないわ、ごめん貸して」は日常茶飯事、家族に電話したいからちょっと貸して、荷物を送るのに現金が足りないから貸して、お腹が減ってるけど小銭がないから貸して. . .


 単刀直入に言います。貸したお金はまず返ってきません。


 何日もしつこくつきまとえば返してくれるかもしれませんが、たかが10€かそこらのために、そんな時間を割くことも惜しい。

 なので、もし「お金貸して!」と言われたら、私はいつもこう答えています。


 「ごめん、そういうのやらないんだよね」

 “Sorry, I don't do that kind of thing.”

(これを言うと“what kind of thing?”と聞いてくる猛者も中にはいますが、そう言う時は冷静に“I don't lend or borrow money.”ときっぱり言いましょう)



2. 金の切れ目は縁の切れ目

 正に言い得て妙ッ

 お金を一度貸してしまうと、相手はあなたのことを金ヅルとしか見ないようになります。友人や同僚ではなく、金袋になってしまいます。

 そして、その借りたお金が返せない時、相手は罪悪感からあなたと距離を置くようになるでしょう。あるいは、理不尽な態度をとったり、見下してきたりします。

 お金の貸し借りがなければ、ギクシャクすることもなかったのに. . .ということはままあります。

 しかし、例えばいい友達が「本当に困っていて貸して欲しい!」という時だってあります。


 そういう時は、「貸すんじゃなくて、あげるよ」と言うようにしています。


 そうすると、「あの子がお金を返してくれない. . .私は友人ではなく、たかが金袋だったのだ. . .」と悶々とすることもありません。

※無論、ギブアウトして良いと思う金額であれば、という前提です※


③現地の言葉を少しでもいいから身につける

 仕事をする上での公用語(例えば英語)の習得は円滑に仕事をする上でとても重要です。しかし、あなたのオフィスが別の言語圏にあったなら?

 昨今、ほとんどの国で英語は通じますよね。日本のコンビニでも、簡単な英語であればどこでも通じるのではないでしょうか。

 例えば、あなたが日本のコンビニでバイトをしているとします。やってきた外国人のお客様に、英語で

“Could I get a  Marlboro please.”

 と言われたとします。わからなくもない。マルボロが聞き取れた。それでも、いきなりの英語に脳みそはドっと疲れることでしょう。

 「マルボロください」

 たった二言ですが、こうやって言ってくれれば、あなたはどう感じるでしょうか。

 文法なんか細かいことは気にせず、現地の言葉を少しでも知っているだけで、現地の人の対応も見違えるほど変わってきます。生活をより簡単に心地よくするには、現地の言葉を少しでも身につけることが大事です。


④頼み事は断れないなら有償でやれ

 これは本当に実践してほしい. . .

 仕事をしている上で、避けて通れないのが雑務。

 経験上、仕事外の業務をなぜか頼まれることが多いです。そして一度承諾してしまうと、次から次へと頼み事は重なってきます。

 以前、イギリスに留学していたときに、別に仲良くもなんともない子に成り行きで

「このプリントにある電話番号、全部書き写してくれない?」

と頼まれたことがあります。

 書き写すのには多分、3分もあればできる量でした。なので私は了承し、書き写し、その子に渡しました。

 渡した後になって、「なんで私がこんなことしなきゃいけないんだ」と、言い返せなかった自分が恥ずかしくてすごく悔しい気持ちになったのを覚えています。

 それからは頼み事は、「できそうでもやらない!」と決めました。


 船で働いていたときに、ふと英語での履歴書の書き方の話になり、書いた経験があると言うと、なんと上司が

 「じゃあ私の履歴書、手伝ってくれない?」

と言ってきました(転職するんかい)。

 上司からの頼み事、なんとも断りづらい. . .

 印象をよくするために、勿論二つ返事で承諾. . .したいところですが、時は金なり。自分の履歴書でさえ、書くのは結構時間がかかりますよね。なので、上司には

 「勿論!でも勤務時間内でしかやりませんよ。なので午後のシフトは全部無しにしてください」

と言いました。しかも、同僚のみんなの前で。後々、どうしてぽこだけ仕事してないの?と言われても困るからです。

 結果、私はオフィスに座って、上司の履歴書を書くだけの簡単なお仕事をさせてもらえました。



⑤頬のキスはキスじゃない

 これ、外国に住んだことのある人は、一度は経験したことがあるんじゃないでしょうか。

 そう、頬のキス問題!!!

 特にイタリアやフランスなど、欧州に顕著に見られる風習です。

 初対面の人の頬にキス!ハードルが高すぎる. . .!

 その上、顔の向きを間違えるとあわや大惨事につながりかねません。出会い頭の一瞬でどっちに顔を振るか決める。まるでサッカーのPK戦です。


 しかし、何人もの初対面の人にキスをするにつれて、ある一つのことに気がつきます。

 


 これ、キスじゃなくね????😳


 

 キスって、唇を触れ合わせる行為ですよね?

 挨拶がわりにかわすこのキス、よくよく考えてみると相手の唇は私に触れないんです。


 そう。頬と頬を合わせるだけなんです!!


 つまり、顔は思い切りそっぽを向いた状態で、頬を合わせればいいんだ!!無理に相手の頬目掛けて唇を向かわせなくていいんだ. . .!!

 この事実に気づいてから、躊躇いなく挨拶ができるようになりました。皆さんもぜひお試しあれ。

 


*まとめ*

 いかがでしたか?海外での色々な経験を踏まえて、『外国人と働く上で気をつけたいこと5選』をご紹介しました。まとめると、

 ①宗教の話は完全にスルー②金の貸し借りは返されなくていいならやれ③現地の言葉をちょこっと覚える④頼み事は有償でやると交渉するべし⑤頬のキスはほっぺたから突っ込む

 という記事でした。

 ※ここでご紹介した内容は、あくまでも私の場合こうだった、と言う一例です※



👉🏻👉🏻👉🏻次回予告. . .と言いたいところだけど、この記事は楽しんでいただけましたか??反応が良ければ、シリーズ化しようと思いますので、様子を見させてください🥺


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豪華客船で働いていたら、モーリシャスから来た夫と6ヶ月でスピード結婚!結婚5年目、今までとこれから。

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